
株式会社MONOGRA 代表取締役 中村 太一 氏
http://www.monogra.net/
所属:SHIKOKU Branch EHIME Area
サービス内容:オリジナルウェアの製作・加工
ご実家が刺繍屋さんを営まれているという中村 太一さんは、某有名スポーツメーカーの下請けもされており、野球日本代表のアテネ五輪や北京五輪のユニフォーム製作にも携わってこられた実績もあります。
幼い頃から経営者としての父親の背中を見て育ち、現場で実践し技術を学んできた中村さんは、その経験を活かし2010年に独立しました。
内製化しているため、企業系からスポーツ系までユニフォーム本体の製作やデザインはもちろん刺繍・プリント分野まで幅広く柔軟に対応できることが魅力です。できる限りお客様のニーズに沿った形で、対応可能なデザインを提案するスタイルが定評を得ています。
「ある日、近藤代表理事が定例会で『自身の独自性、“キラーカード”を見つけよう』というお話しをされていました。ちょうど2~3社に提案をしていたタイミングだったのですが、それを聴いて自社の強みやキラーカードって何だろう?と改めて考えてみた時に、今まで何の気なしに作業していた工程を思い出し、『あ、これだ!』と閃きました。近藤代表理事の言葉がなければ、自然とやっていたそれが自社のキラーカードだということにも気づけてなかったと思います。」
そのキラーカードというのは、ユニフォームの“右肩”にロゴマークを入れるものでした。 単純なことに思えるかもしれませんが、実は色々な想いが込められています。
「通常であれば、ユニフォームなどのロゴは左胸に入れるが一般的です。また、胸元より少し上の顔回りに配置して、プロ選手がメディアに映る際カメラに捉えられやすくするように配慮されることが多いです。例えば大手メーカーですと角度までミリ単位でこだわり、さらにゲン担ぎで若干右上がりに設計するなど、オーダーもとても細かいのです。」
そのような経験から、一般のお客様にも喜んで頂けるようなサービスをと考えた時そのこだわりを意識したデザインを提案するようになりました。

「一般企業に置き換えた時にも、同じように社長さんはやはりゲン担ぎには敏感です。細かな位置の調整はもちろんですが、そもそもそれを右肩に入れたら喜ばれるのではないか、そう思ったのが始まりです」
ありきたりなデザインではなく、オリジナル性を求めるお客様には、業績アップの願掛けを込めて“右肩”に入れることをおススメしているそうです。
パッションリーダーズの仲間の企業からも多数オーダーを受けており、制作したユニフォームを着用してパッションリーダーズのイベントに参加してくれることが嬉しいと言います。 実際に発注した会員の方からは、「普段から仕事で着ていますが、インパクトがあって目に止まりやすいので、話のネタになりやすいですね。お客様からもまたその先のお客様へと紹介して、自然と口コミで繋がることもあります。最近はオンライン会議などの利用も増え、企業ロゴが画面のフレームに入って映えるのも気に入っています。」という嬉しいお声も寄せられているとのこと。
中村さんのように、タイミングよく入ってきた誰かの言葉で大切なことにふと気づかされることがあります。そのような機会を積極的に作り出すこと、そしてそのような言葉を聞き逃さずにしっかりと受け止められるように準備しておくことはそれぞれの努力だと思います。
皆さんもパッションリーダーズを通して、ぜひビジネスを広げるきっかけを見つけてください。