Passion Leaders 活動レポート

パッションリーダーズの活動レポートブログです。著名な経営者を登壇者に迎える定例セミナーの模様などを発信しています。

2020年02月

TOHOKU Branch新年会

2月4日、TOHOKU Branchの新年会が篝火の湯 緑水亭(宮城県・秋保温泉)で行われました。TOHOKU Branch新年会へ2年ぶりにご参加の近藤代表理事をはじめ、全国のブランチよりご参加いただき総勢65名が集まりました。

浴衣姿で大広間にお集まりいただき、普段のセミナーとは違う新鮮な雰囲気でスタート。近藤代表理事によるショート講演は自身のSNSで人気の投稿のエピソードを解説いただく、いつもと違う切り口でお届けしました。皆さまメモを取りながら聞き入っていらっしゃいます。

セミナーの様子

本イベントはたくさんのパッションリーダーズ会員のご協力のもと開催されています。会場となった宮城県秋保温泉<篝火の湯 緑水亭>の若女将 高橋知子さんはパッションリーダーズのメンバーです。緑水亭でのイベントは過去にも開催しており、今回で4回目の開催となりました。
今回のイベントでは、2つのうれしいサプライズのおもてなしがありました。1つ目は他のブランチからお越しの会員さまだけに受付にてプレゼントされた「つや姫で食べる卵かけご飯セット」です。ブランド米「つや姫」はTOHOKU Branchの矢作孝子さんが作られたお米。そしてそれに合わせる「卵と白だし」は同じくTOHOKU Branchの阿部佳代子さんがつくっていらっしゃるものです。思いがけない東北のおいしい手土産に、受け取った方々からは喜びの声があがっていました。
そしてもうひとつのおもてなしは、立春の朝(つまり当日!)に搾りあがったばかりの日本酒、『立春朝絞り』をTOHOKU Branchサブマネージャーで一ノ蔵の鈴木整さんより皆さまに振舞っていただきました。
会員のバードマンさんによる新春マジックショーや、東北ブランチ運営委員会による「すべらない話 in TOHOKU」も大変な盛り上がりを見せました。

<篝火の湯 緑水亭>若女将 高橋知子さん(左)、「つや姫で食べる卵かけご飯セット」の内容を説明している皆さん(右)
<篝火の湯 緑水亭>若女将 高橋知子さん(左)、「つや姫で食べる卵かけご飯セット」の内容をご説明(右)

一ノ蔵の鈴木整さん(左)、バードマンさん(右)
一ノ蔵の鈴木整さん(左)、バードマンさん(右)

「セミナー会場と違う和やかな雰囲気でとても楽しむことができました。皆さんと打ち解ける時間も早かったです。」とご参加の方からも感想をいただき、またいつもと違う気づきがあるイベントとなりました。
昨年5周年を迎えたTOHOKU Branch、今年も充実したコンテンツをご用意して皆様のご来場をお待ちしております。

(撮影協力:フォーカスラブ 山中 研吾さん)

北尾 吉孝 氏 SBIホールディングス株式会社 代表取締役社長

新年賀詞交換会2020

1月28日に全国より約400名の会員・経営者の皆さまにお集まりいただき、東京渋谷セルリアンタワー東急ホテルにて新年賀詞交歓会を開催いたしました。
基調講演には近藤代表理事が“生涯の恩師”と慕うSBIホールディングス株式会社 北尾吉孝 氏をお迎えし、「2020年の年相と企業経営の心得」についてお話しいただきました。

SBIホールディングス北尾社長が考える2020年とリーダーの心得

年相とは、中国の漢史学から「今年がどのような年になるのか」紐解いていくものです。 2020年は『庚子(こうし・かのえね)』の年。2014年の「甲午」から6年ぶりの相性の良い干支の年にあたるとのことです。
「庚子」の年には新たな局面が展開すると言われています。継続すべきことと刷新すべきことを峻別することが必要です。古くからのしきたりを打破し、諸々の汚れを払い浄めて償うと共に、良いものは引き継ぎながら、新しい局面や環境に対応するべく思い切って更新し、進化していかねばなりません。
2020年は動き始めた陽気により新たな芽吹きと繁栄が始まっていく年と言える、と力強く論じられました。

2020年の年相について北尾社長のWebサイトにも公開されています。
https://www.sbigroup.co.jp/others/newyear/2020.html

さらに企業経営者の心得について、「志」の立て方や「真」の事業家の定義、「人間力」の育て方など、事業家のケーススタディを交えながらお話しくださいました。
高い志を実現させる事業家になるためには「三無」をなくすことが必要である。「知識の欠如」「実行力の欠如」「戦略の欠如」。多くの人は「三無」であり、「三無」を改善することで成功に近づける。
参加者の皆さまはリーダーであるための大切な心得を再確認し、心を奮い立たせたことでしょう。

本講演はオンラインアカデミーでもご覧いただけるようになる予定です。どうぞお楽しみに!
オンラインアカデミー



新年にふさわしいスペシャルプログラム

90秒PRスピーチには多種多様な4名の会員さまがチャレンジされ、恒例の「鏡開き」も賑やかに行われました。
昨年も大盛況だった「おたのしみ部会 presents!きものポートレート撮影会」には今回も多くの着物姿の会員さまが列を作り、記念の一枚を残していらっしゃいました。
そして歌手としてご活躍中のパッションリーダーズ会員2名によるライブステージを開催。澄んだ歌声で癒しの世界観を描く長尾明依さん、やさしくパワフルな歌声で魅了する牛島隆太さんが、オリジナル曲を含む2曲ずつ披露し会場を魅了しました。

鏡開きの様子(左)、フォトレポートで撮影された写真(中央、右)

長尾明依さん(写真左)、牛島隆太さん(写真右)

パッションリーダーズは9周年を迎えます

全国7拠点で活動しているパッションリーダーズは間もなく発足9周年を迎えます。2020年も経済発展の一助となるべく活動してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(撮影:阿部フォトグラフィー株式会社 阿部 拓歩 氏、株式会社nicography 二石 光正 氏)

庄司開作氏とアカデミー委員会

会員・受講生の皆さまが「いま一番聴きたいリアルな講義」を、パッション会員が企画! 日頃から、会員の皆さまに学びを深めていただけるよう活動しているアカデミー委員会メンバーがお届けするパッションアカデミーin東京を開催いたしました。

セミナーの様子

2020年1月15日、初開催のスピーカーには、全国4,000名いる会員から「この人の話を聞きたい!」とお声が上がった、HOKKAIDO Branch参事、ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を全国に330店舗展開する株式会社アレフ 庄司開作氏です。
さすがの人気ぶりで定員50名予定のところ、90名を超える皆さまにエントリーいただきました。

びっくりドンキーは多くの方に愛されるお店として有名です。
今回の講義では、その原点や創業者である父親のエピソード、ご自身が経営者になったきっかけ、仕事に対する考え方など、質疑応答を含め約90分間お話いただきました。

セミナーの様子

トレードマークのハットをかぶってご登壇された庄司氏、その第一声は「びっくりドンキーに行ったことある方いますか?」と突然の質問!
「レギュラーバーグディッシュをたのむ人?」「チーズバーグディッシュをたのむ人?」と続く質問にも迷いなく上がる手にファンの多さが伺えます。
(なんと、来店する人の大半はお気に入りのメニューがあり、メニューを見ずに注文するそうです!)
庄司氏は小樽ビールの製造販売、自然環境とのつながりを大切にするコミュニティー <えこりん村>の運営、トマト園やバラ園の運営、道の駅や温泉施設の経営など、地域に根付き自然環境問題を解決するためのさまざまな取り組みを積極的に行っています。

こうした「地域経済の問題や自然環境問題の解決を目指す」という庄司氏の考えには、父であるびっくりドンキー創業者 庄司昭夫氏の遺言が深く根ざしています。
それは、「我々は天業を目指す」という言葉です。

仕事には6つの階層があると言われており、上から天業、道業、得業、事業、家業、生業と区分されています。

仕事の6階層
天業とは人と自然界などの調和を保ちながら商売すること。自分たちの経済圏だけが潤う商売ではいけない。自分たちの商売によって人や自然を不幸にしてはいけない。例えば海外の牛のお肉を輸入した時、私たちはそれで商売して潤います。しかし、現地の経済・環境がダメージを受けるようでは正しくない商売だと考えます。私は自然を愛し、自然に関わって仕事をしています。

印象に残った「仕事づくり」のお話がありました。 びっくりドンキーで使用されている木のお皿は、フィリピンの森の木を使用していたようですが、災害で木材不足になったのをきっかけに、管理された北海道の木材を使い、日本で製造をするようになったそうです。 庄司氏のひらめきもあり、お皿の製造は刑務所に発注しています。 その頃は刑務作業の受注が不足していたそうですが、現在では刑務所内にびっくりドンキーの木のお皿をつくる工場まで出来たとのことでした。 自然災害がきっかけではありますが、それによってもたらされたこの製造サイクルは、まさに父の言葉「天業」という考え方に通ずるエピソードでした。

企業は社会の中に存在し、社会の不足不満、問題を解決することを持って企業の存在の根拠とする。
こちらも、父 昭夫氏が常々口にされていたそうです。「さまざまな社会課題をびっくりドンキーがどう解決に導けるのか」、庄司氏をはじめとした従業員全員で取り組んでいるとのことでした。
株式会社アレフという企業の歴史やその背景、庄司氏の起業家としての想い、思考、その取り組みや経験など実体験から語られる目から鱗な学びがたくさん詰まった、あっという間の90分間。講師への質問や、学んだことの共有をし合いながら、参加者同士の交流も盛んにかわされた懇親会まで、大盛況のまま終了いたしました。
パッションアカデミーは全国で、「経営に関する実践的な内容を学ぶ」「学びを通じて交流が深まる」を目的に開催しております。
お招きする講師、講義内容、上映会形式で映像から学ぶ等、各Branchごとに工夫を凝らし、企画・開催しております。今後のパッションアカデミーにぜひご期待ください!




このレポートを寄稿してくれたコンシェルジュは、実は自他共に認めるびっくりドンキーの大ファン。スタッフの仕事をしながら講義を会場で聞いていました。終了後、有り余るびっくりドンキー愛!を庄司氏にぶつけました。
びっくりドンキーの店内にある装飾品は庄司氏が若い頃に父親に言われて、アメリカなど海外に買い付けに行ったものであること、足繁く通っている新宿店の入り口にある大きなアメリカンバイクは昔、庄司氏が実際に乗っていた愛車であること、などファンにはたまらない裏話まで聞くことができ、大興奮だったそうです。

このように、講師と近い距離でお話が出来ることもパッションアカデミーのオススメポイントです♪

パッションリーダーズでご活躍中の会員さまに、入会の経緯やどのような活動を通じてパッションリーダーズをご活用いただいているのかをお話いただくインタビュー企画、第2回目は野津 浩嗣さんにご登場いただきます。パッションアカデミーでは学長を務め「学びのコンテンツ」強化にご注力されている野津さんの、パッションリーダーズとの出会いやパッションアカデミーのこれからについてお話しを伺いました。

株式会社アニメートエンタープライズ
代表取締役
野津 浩嗣さん


――パッションリーダーズとの出会いをお伺いできればと思います。パッションリーダーズを知るきっかけを教えてください。

野津さん 福岡で開催された400名くらい参加していた近藤代表理事の無料講演がきっかけですね。福岡で初めて開催された無料講演だったと思います。初代のパッションアカデミー学長の方に誘われて講演へ行き、即日入会しました。

ーーパッションリーダーズのどのようなところに魅力を感じたのか、入会の決め手を教えていただけますか?

野津さん入会のきっかけは長いのですが…。それまで経営者団体の会には入ったことが無く、仕事柄全国飛び回っているし、そんな会に入らなくても1人やっていけるので「経営者団体の会に入るやつは弱いヤツだ」とまで思っていました。
しかし、近藤代表理事の講演が「非常に面白い」と感じたのと、実は過去に「顧客を獲得できるセミナーづくり」という書籍を出しておりまして、その中でプレゼンの構成は「起承転結、ストーリーが大切だ」と書いていました。無料講演で近藤代表理事は「世の中はこうだ」「課題はこうだ」「我々ならこう解決できる」と簡潔にお話しされていて、『自分と同じ考え方をしている人がいる!この人絶対すごい人だ!』と思い、即入会しました。

――では、パッションリーダーズへの入会に際して期待した点は、近藤代表理事と直接話をすることでしょうか?

野津さんそうですね、もちろんそれもありますが、一番期待したことは「学び」でした。トップリーダーたちが福岡に来てくれて、勉強できる機会があるという点が非常に魅力的でした。

――入会時から「学びのコンテンツ」に注目されていたのですね。その一つであるバッションアカデミーの講師、そして学長を務められていますが、そのきっかけを教えてください

野津さんまずアカデミー講師の募集がパッションリーダーズ会員内でありました。パッションリーダーズ アントレプレナー立ち上げのため、その講義をもつ講師の第一回目の募集を事務局が行なっていたんです。
一次選考は映像審査で、自分の得意なセミナーを動画に撮って送りました。二次選考は一次通過者が招集され、改めて講師募集の趣旨を説明いただきました。僕は研修業界に長くいるので、『この説明だけで終わるわけない、絶対プレゼンがある』とわかっていました。なので、わざと3列目に座って最初の人がプレゼンを行なっている間に自分のプレゼンを組み立てようと考えてました。でも事務局の方に「野津さん一番前に座りましょう!」と声をかけられ、一番前の一番端の席に座ることになってしまいました…。結局、一番最初にプレゼンをしました。僕はベンチマークにされたんです(笑) その二次を通過し、三次は事務局との面接でした。そこから代表の良しという判断で決まっていきました。三次選考まであるんだ…と驚きましたね。

――野津さんは研修業界に身を置かれてもう30年ほどですよね。前歴である政府特殊法人日本道路公団に入社されてからずっと研修業をされていたのですか?

野津さん入社してからすぐは現場にいました。だいたいそういう会社では20代後半頃には「進む道」が決まります。僕は内勤になり、新入社員の技術者研修をするようになりました。研修が上手くならないと新入社員が育たないなと思い、心理学やコミュニケーションの勉強を始めたことがこの業界に入ったきっかけです。その後、研修会社に転職し、さらに独立しました。

――どのような経緯で独立されたのでしょうか?

野津さん研修会社からの独立はいきなりでした。何も準備もない状態です。
研修会社ではコーチングを担当していて、そのコーチングが流行ってきたんです。当時、福岡にいたのですが東京でコーチングをしてほしいと転勤命令が出ました。でも、僕は過去に5年の単身赴任を経験していて、再び単身赴任になってしまうことが嫌で取締役をしていたのにも関わらず拒否したんです(笑)。取締役が会社の命令に背くことになるので、会社を辞めざるを得なかったんです。それで独立に至りました。起業に関する知識はなかったですし、考えたこともありませんでした。なんの準備もなく独立のための勉強もしていないので、色々遠回りしています。たくさん失敗もしましたし、ビジネスで騙されることもありました。

――準備もなく起業をされた経緯がよくわかりました。アントレプレナー受講生は経営者・起業を目指している方ですが、教えるにあたり難しいことはありますか?

野津さん教える側として難しいことは何もありません。皆さん貪欲に学んでくれますし、アントレプレナー受講生はこれから起業したいと考えている方々で特に熱心ですから教え甲斐があります。ひとりひとりコンサルティングできればもっと起業率を上げられるのでしょうけど、スクール形式なのでその点が難しいですね。

――手応えはありますか?

野津さん経営者は自身の経験で成長します。講師たちの失敗を提供できるところに「学ぶ」とか「つながる」があると思いますね。

学びにも大きく分けて「スター経営者の話を聞きたい」というニーズと、「もっと身近なことを学びたい」というニーズがあります。本気集中起業講座、超経営力アップセミナーは後者ですね。アカデミーの講義は受講生に手を動かさせます。大の大人が宿題してますよ。実際に手を動かすことで学びの幅が広がって、自分のものになります。

――これからアカデミーで実現させたいことはありますか?

野津さん本気集中起業講座は現在7期生まで輩出しています。受講生にはこの勉強で終わりにせず、学んだことを活かして、起業してそして事業を伸ばしてほしいです。もっと言うと、このアントレプレナー受講生の中から上場会社が出てほしいと思っています。 パッションリーダーズ会員の受講も増えていて、ニーズもますます広がっています。この本気集中起業講座を初級とするならば、もっと体系化した「中級レベル」の講座を増やしてそういったニーズに応えていきたいと思っています。もっと欲をいえば、近藤代表理事による上場スクールなど「上場を目標とした上級者向けの講座」もいいなと。スケジュール的に不可能だと思いますけど(笑)。 この初級・中級・上級の3軸で充実させていくことが理想です。

初級の本気集中起業講座ですが、来年初の試みがあります。実は…オリンピックの影響で東京以外に住んでいる講師が東京に来ることができません。なので、来年の夏は東京の講師だけで開催する、または東京開催を延期して大阪などの地域で講座を開くことも検討しています。これまでは東京を中心にしていたこれらの講義が、オリンピックのおかげで地方開催ができるかもしれません。東京以外にもたくさん学びたい人がいますよね。こういう機会を活かしてBranchでも本気起業集中講座ができる環境を整えていきたいです。

――パッションアカデミー学長から見てパッションリーダーズについて何か思うこと、改めてお気付きの点ありますか?

野津さん「もっと学べばいいじゃん!」と思います。僕が東京に住んでいたら、毎月でもメジャーな経営者の皆さんのセミナーに絶対参加しますよ。それ以外に月2コマの超経営力アップセミナーに参加するだけでも完全に月1万円の会費の元が取れると思います。経営者自ら学ばないと部下が育たないし、経営者が成長するからこそ会社・部下が成長します。もっとパッションリーダーズを活用してほしいと思います。


講義中の野津さん

ーー野津さん、インタビューをお受けいただきありがとうございました。

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