吉野家の歴史とビジネスモデルの変遷

日本のファーストフードの原点、「吉野家」
文化を創り、苦難を乗り越える強い組織術

安部 修二氏(株式会社吉野家ホールディングス 代表取締役会長)吉牛(よしぎゅう)で親しまれる、日本オリジナルのファーストフードといえば「牛丼」。今回の定例セミナーには、パッションリーダーズ特別顧問でもある、株式会社吉野家ホールディングス 代表取締役会長 安部 修仁氏が登場。吉野家の歴史は安部会長抜きには語れない。アルバイトとして吉野家に入り、経済成長と共に拡大を続けるも1980年には、会社更生手続き申請の危機に。しかし、安部会長の論理的で緻密な成長計画を実行した結果、見事、7年後には100億円もの債務を前倒し完全返済。その後も、記憶に新しいBSE問題による牛丼販売休止など、日本経済にも影響を及ぼす大問題の壁を、「牛丼」とお客様との信頼が最重要と考える、揺るぎない信念で乗り越え、現在では国内・海外の店舗数1,800店舗を超えるグローバル企業へ。安部会長を「兄貴」と慕う、近藤代表理事曰く、 安部会長は「思想と論理の人」。笑いを交えながらも危機を乗り越えるための実践的な組織論のお話しに、学び多いセミナーとなりました。

基調講演セミナーサマリー(近藤代表メモより)

SUPER CEO Vol.6の表紙にも登場!【組織は共有ではなく共感】

企業は永遠に成長はしない。成長過程段階には、
必ず踊り場がある。拡大と集中、経営者はその舵取りが重要。

【順風満帆の時に学ぶものはない】

失敗は内部崩壊が一番の原因。危機感ではなく、
緊張感を持つ事が大事。危機感は頭が硬直し思考が止まる。

【問題は上位ベスト3に絞り敏速に着手する】

問題解決担当を任命し敏速に動く。責任の所在を明らかにする。
リーダーが言っている事とやっている事が違うと、部下は白ける。

【目標は高く、期限は短く】

スピードを出すことで好転する。
悩んだり怠けている暇がないから!

今回も大好評の5分間ビジネスマッチングプレゼンテーションに1名、90秒PRスピーチに2名の会員がチャレンジ!

5分間ビジネスマッチングプレゼンテーションでは、一般社団法人日本シングルマザー支援協会 代表理事 江成 様から、増加するシングルマザーの未来を提案するスピーチ。90秒PRスピーチでは、企業支援コンサルティング東京 オーナーの梁 様、(株)MM7 代表取締役社長 成村様がスピーチ。短い時間の中、会場からの全視線を受けてのスピーチは、いつも以上に大変緊張します。最高のプレゼンテ―ションを目指す皆さんの応募をお待ちしております!


ご歓談・名刺交換が盛んに行われた懇親会後は、スポーツ社会貢献の新しい企業ブランディングを提案する、楽天球団の星野仙一監督がチェアマンとなり創設7年目となるホシノドリームズプロジェクト(HDP)をご紹介。閉会の挨拶には相川理事から、目の前の問題への解決は、知恵の輪を解くように、「答えを知っている人にすぐ聞けばよい」という、たとえ話が。仲間との連帯と解決策の共有が企業のスピード成長にとても効果があがるとの話がありました。最後にパッションリーダーズが、ついに会員数1,500名となり近藤代表理事より、日本一の経営者交流会となったことの嬉しいご報告がありました。引き続きパッションリーダーズは年内には会員数2,000名達成を目指して、ますますその規模、内容を充実させ、会員様のビジネスの成功をサポートしてまいります。